トレランで人気の東高尾山稜コースを四辻から歩いてみた

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周知の通り、高尾山はバリエーション豊かな登山コースが存在します。山頂へ向かうコースも複数あり、陣馬山方面へ奥高尾コースなどもあります。今回は、その中でも、トレイルランナーにも人気の東高尾山稜コースを歩いてきました。

東高尾山稜コースとは

東高尾山稜コースとは、国道20号を挟んで高尾山の東側に位置する尾根道。京王線高尾山口駅から四辻に入り、草戸峠→草戸山→三沢峠へと行くコースです。途中の三沢峠からは大垂水峠と梅ノ木平に行く分岐があり、大垂水峠方面の南高尾山稜へも行くことができます。今回は、後者の梅ノ木平を選択。三沢峠から高尾グリーンセンターを通り、梅ノ木平に出て、再び高尾山口駅に戻りました。

トレイルランナーに人気のコース

このコースは四辻から三沢峠にかけて起伏に富み、アップダウンを繰り返します。途中の傾斜がきつい箇所にはロープが張られるなど、強度もある程度あり、トレイルランナーに人気のコース。実際にすれ違うことが多いです。

京王線高尾山口駅から登山道入り口へ

高尾山口駅

京王高尾山口駅から、東高尾山稜コースの入り口へは歩いて数分で到着します。

甲州街道

駅前から高尾山薬王院自動車祈祷院方面に甲州街道沿いに歩き、タカオネの前を通り、高尾山入り口の信号で左折します。タカオネ(TAKAONE)は2021年にオープンしたばかりのホテルです。1階はカフェダイニングになっていて、ランチメニューの看板が立っていました。敷地の庭にはハーブの大きな鉢が並んでいました。

タカオネの入り口
高尾山入り口の信号

甲州街道沿いを数分歩き、峰尾商店の手前の道に入ります。

本当にこの先に登山道がと思う住宅街

住宅街の中に入ると、四辻方面への標識があらわれ、住宅地の間に東高尾山稜コースの登山道の入り口があります。

この標識が目印

ふしぎな四辻への登山道入り口

本当にここ?と思うような登山道入り口。本当にここです。迷わず進みます。

登り始めから傾斜があり、歩きごたえのある道。

四辻に到着

しばらく歩いた先に四辻があります。

四辻から草戸峠へ

四辻から草戸山へは起伏が続きます。小さなアップダウンが繰り返されるので運動強度もあります。疲れてくると、いっそのこと平らにならしてしまえばいいのにと思いますが、適度に歩きごたえがあり、持久力や体力向上のトレーニングに向いた道です。

草戸峠への道にはきつい傾斜のところにはロープが張られているなど、登山者に親切な整備がされています。

途中鉄塔があり、さらに先に進むと草戸峠へと出ます。

草戸峠から草戸山へ

四辻からアップダウンを繰り返し草戸峠に到着。草戸峠は開けていてベンチがあり、お昼ご飯を食べたり休憩するのに良いポイントでした。

熊の目撃情報あり

この時は近い日にちで、草戸峠からそれほど離れていないネイチャーファクトリー東京町田(旧名大内沢青少年センター)で熊の情報があったようです。標識に注意勧告の掲示がありました。今年は熊被害が多く、登山する身として他人事ではありません。

標識の下に黄色いポスターで熊目撃情報
掲示によると朝に熊と遭遇したようでした

草戸山へはアップダウンが続く

四辻ー草戸峠間ほどではありませんが、草戸峠ー草戸山間もアップダウンが続きます。草戸峠から降りる道にはロープが張られていました。

なかなかの傾斜
草戸山山頂に向かう最後の登り道。足腰強化に良さそう

草戸山から三沢峠へ

標高364メートルの草戸山へ到着。草戸山の頂上は広く、見晴らしが良く、市街地を眺めることができます。山頂には神社があり、大山祇神様が祀られています。

鳥居の奥には松見平休憩所という東家が設置されています。草戸山の山頂で食事をしている人の姿が見られました。山頂から三沢峠方面に向かい、階段を登り降りした先にもう一つの休憩所「ふれあい休憩所」があります。

ふれあい休憩所
分岐が続く三沢峠へと続く道

三沢峠から高尾グリーンセンターへ

三沢峠は広場になり、テーブルやベンチが設定されています。時々ここで携帯用のバーナーやコンロで調理しているグループも見かけます。外での食事は美味しいですね。