ヒスイカズラの蜜はどんな味?小田原フラワーガーデン

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翡翠色の花が特徴のヒスイカズラ。時期になると、植物園の温室でその美しい花を見ることができます。2017年4月、小田原フラワーガーデンでヒスイカズラを堪能し、花の蜜を試飲した時のことです。

ヒスイカズラとはどんな植物か

ヒスイカズラは、フィリピンのミンドロ島、ルソン島原産のマメ科の植物です。

学名は、Strongylodon macrobotrys (ストロンギロドン マクロボトリス)

英名はjade vineジェードバイン。原産地では他の木に絡み付いて育ちます。

小田原フラワーガーデンのヒスイカズラ

小田原フラワーガーデントロピカルドーム温室

神奈川県小田原市にある小田原フラワーガーデンでは、熱帯植物が育つトロピカルドーム温室で、3月から4月にかけて、ヒスイカズラが咲いている姿を見ることができます。この見頃の時期には、ヒスイカズラフォトコンテストの開催や、「ヒスイカズラフェスティバル」と冠して、様々なイベントが行われています。

ヒスイカズラ

ヒスイカズラは、トロピカル温室ドームの中央のコテージで見られます。

コテージの天井を覆うように葉が生い茂り、吊り下がるように咲く花。翡翠色の美しい花色、華やかな花のつき方に、目と心を奪われてしまいます。

ヒスイカズラの蜜を舐める

2017年4月15日に行った時には、見頃でした。スタッフの方による、ヒスイカズラの解説が行われていました。入り口に、「ヒスイカズラの蜜を舐めたい方は係の者まで」と掲示されていたので、お願いして、蜜の試飲体験をさせていただきました。

花弁を上下に押し開き、中にたっぷりと入っている蜜を、指先に垂らしてもらいました。

どんな味か

花の香りが強くするかと思いきや、ほぼなく、味に癖もありません。蜜には粘り気があり、ストレートな甘さはまるでガムシロップのよう。美味しいです。

とことん楽しむヒスイカズラ

小田原フラワーガーデンに行くには、公共交通機関を利用する場合、伊豆箱根鉄道大雄山線か、伊豆箱根バスに乗ります。前回行った際には、小田原フラワーガーデンとのコラボ企画であるヒスイカズラトレインに乗ってみたくて、大雄山線を選びました。(2022年は運行していない模様)

ヒスイカズラトレイン

2017年運行時
ヒスイカズラトレイン車内のデコレーション

中吊り部分にヒスイカズラのデコレーションが施されていました。

花粉を媒介するコウモリが、しっかりついているのが可愛らしかったです。

ちなみに最寄りの飯田岡駅からは1.6 kmあり、坂道が続き、歩きごたえがありました。ヒスイカズラトレインに乗らないのであればバスがおすすめです。

翡翠のしずくフロート

植物園併設の「カフェ・ハイビスカス」(土日祝日、イベント期間中営業)では、期間限定で、ヒスイカズラをモチーフにしたドリンクの「翡翠のしずくフロート」(400円)が販売されています。

もちろんいただきました。ブルーハワイのような味です。

ヒスイカズラが見られる植物園

熱川バナナワニ園のヒスイカズラ

小田原フラワーガーデンの他にも、各地の植物園で季節になるとヒスイカズラを見ることができます。まだまだ行ったことがないところが多いので、ぜひ毎年少しずつ行きたいです。

各園でInstagramやTwitterなどのSNSで開花情報を発信されているので、ぜひチェックしてみてください。

確認しているところをこちらに書きます。

新潟県立植物園

市川市動植物公園

新宿御苑大温室

神代植物公園

とちぎ花センター

熱川バナナワニ園

下賀茂熱帯植物園

はままつフラワーパーク

のんほいパーク(豊橋総合動植物公園)

東山動植物園

咲くやこの花館

フラワーパークかごしま

東南植物楽園

小田原フラワーガーデンへのアクセス

バスで行く場合

小田原駅東口2番乗り場から伊豆箱根バス「フラワーガーデン・県立諏訪の原公園」行きに乗り、フラワーガーデン下車

電車で行く場合

伊豆箱根鉄道大雄山線「飯田岡駅」下車

車で行く場合

小田原厚木道路「小田原東IC」、「荻窪IC」 もしくは東名高速「大井松田IC」

施設情報

小田原フラワーガーデン

住所 神奈川県小田原市久野3798-5

電話番号 0465-34-2814

開園時間 9:00〜17:00(トロピカル温室入園は16:30まで)

休園日 月曜日

料金 大人200円 小人100円

小田原フラワーガーデン公式サイト