泉岳寺駅から歩いて数分の場所に、チベット&ネパール料理のお店「レッサム・フィリリ」があります。
ここでは珍しいチベット、ネパールの料理、バター茶をいただくことができます。
バター茶とは、日本では馴染みがありませんが、チベット、ブータンを中心に飲まれているお茶で、黒茶にヤクの乳から作ったギーと岩塩を入れて攪拌したものです。
チベット関係の本にたびたび登場し、チベットの方は熱いバター茶を飲み、脂肪と栄養を取って、あまりにも過酷な冬の寒さを乗り越えるのだそうです。
飲んだ方から聞いた話によると、こってりとした塩味のお茶らし胃のですが、塩味のお茶というものがどんな味か、いまひとつイメージが湧きません。
どんな味かずっと確かめてみたいと思っていました。
東京都港区高輪のチベット&ネパール料理のお店「レッサム・フィリリ」
そして、バター茶を求め、チベット料理のお店を探したところ、レッサム・フィリリにたどり着きました。
レッサム・フィリリへは、品川駅・高輪ゲートウェイ駅・泉岳寺駅から徒歩でアクセスでき、泉岳寺駅が最も近いです。
お店はというと、外観、内装ともに、お寺のような荘厳な雰囲気があります。
メニューも日本では珍しいものが多く、例を挙げると、
・チョウメン Chowmien (焼きそば Fried noodles)¥1,150
・ククラコ スルワ Kukurako suruwa(チキンスープ Chicken soup)¥750-
などがあり、メニューを眺めているだけで楽しいです。
代表的なチベット料理のトゥクパとバター茶のチベッタンティーをオーダーしました。
チベット料理のトゥクパはとても辛い
トゥクパはうどんによく似た麺料理で、麺はもちもちとして柔らかいです。
野菜たっぷりでニンニクととき卵が入っています。ニンニクの風味と唐辛子の辛味が強く、塩味はそれほど強くありません。
表面をギーが覆っているのかこってりとし、いつまでも冷める事なく、熱いままです。
小さな肉片はヤクの干し肉らしく、噛み締めると独特の味が口の中に広がります。
付け合わせの大根のアチャールで口の中がさっぱりし、しばしクールダウンできます。
食べ終わる頃には体の芯から暖かくなりました。
バター茶は濃厚なバターの香りがたつ
バター茶は蓋付の容器で持ってきていただきました。
受け皿は高台になり、足がついています。器全体に装飾が施してあり、可愛らしいです。
器の蓋を開けると、バターの香りが立ちます。
お茶の器がとても熱くなっているので手で持つことができません。そのため、下のお皿を持つか、直接口をつけるようにして飲まないと飲むことができません。
一口飲むと、濃厚なバターの香りに塩気とお茶の風味が渾然一体となります。
思ってたより奇怪な味ではなく、スープのような印象もあり、しかし、お茶の香りもしっかりあり、バター茶の味としかいえない個性的な味です。
トゥクパ、バター茶の食後には体が芯まで暖まっていました。
濃厚でいつまでも冷めず、体が芯から暖かくなるチベット料理を食べ、飲み、チベットの寒さの厳しさ、環境の過酷さに思いを馳せました。
※この記事は2013年11月1日にアメブロに書いた記事を再編集しています。
「レッサム・フィリリ」のお店情報
住所 東京都港区高輪2-14-9三愛ビル梅館101
営業時間 (月〜金)11:00〜23:00 (L.O.22:30)
(土日祝)11:30〜23:00(L.O.22:30)
2020年11月28日〜2021年1月11日は11:00〜22:00(L.O.21:30)
電話番号 03-5789-2557
アクセス 都営浅草線泉岳寺駅・京急本線泉岳寺駅A2出口徒歩3分 JR品川駅徒歩8分 JR高輪ゲートウェイ駅徒歩5分
コメント