漫画『ザッケン!』(雑草研究部)の感想と野草を食べた思い出

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ザッケン!とは

小学館のマンガワンで連載中の漫画『ザッケン!』

原作者が上村奈帆さん、作画がプクプクさん。

何にも夢中になれない主人公のゆかり(高校一年生)が、ドクダミちゃんこと、雑草好きのみみと出会い、雑草研究部を通じて、植物の世界に入っていくお話です。

この「雑草研究部」を略してザッケン。都立日比谷高校雑草研究部をモデルにしているそうです。

ザッケン!の感想

漫画『ザッケン!』を知るきっかけは、Twitterでカラスノエンドウで作る豆ごはんの写真を見たことでした。

あの小さい豆で豆ご飯ができることに驚き、どんな味なのか興味が湧きました。ツイートを辿ってみると、このレシピは、プクプクさんの作品紹介のツイートで、ザッケン!のレシピ再現だということがわかりました。

カラスノエンドウの豆ごはん

以前、カラスノエンドウのおひたし、天ぷらを作ったことがありました。しかし、豆ごはんを作ったことはありません。作ってみたい!と強く思い、他にどんな野草食や楽しみ方が載っているのかが気になり、ザッケン!の単行本を即購入しました。

読み終えてみて、植物好きのみみに共感しました。小学生の頃、校庭の植物を観察しては楽しんでいたことを思い出し、こんな部活があったら、さぞかし楽しかっただろうと思いました。

植物が好きな人は共感する部分が多いと思います。植物に詳しくない人には、この作品が植物の魅力を知る良いきっかけになるでしょう。

ザッケン!を読んでから、植物探索をする時に、いつもよりもハルジオンやカラスノエンドウ、ヨモギ、ドクダミといった植物が目に入るようになりました。

カラスノエンドウ
ヨモギ

野草料理をつくった思い出

身近に生える植物に興味を持ったのは小学生の頃。庭の植物をおままごとに使ったり、校庭の植物でよく遊んだりしていました。野草×料理の楽しさを知ったのは大人になってから。

「珍しいものを食べる会」という会で、野草に詳しい方に教えていただき、野草料理を作りました。

皆で採集した野草を種類別にきちんと整理。左下にあるのがカラスノエンドウ
こんなに多くの野草が採れる
採れた野草で皆で料理をして食事会
外で調理すると尚楽しい

多摩川の河川敷に生える野草(雑草)で七草粥をつくる企画に参加したこともありました。

いろいろな野草を食べてみた

ノビル

以来、個人的にも野草を採取して料理し、楽しんでいます。

つくしやノビル。ヨモギ、クズの新芽、ヤブガラシ、フキ、たんぽぽ、ユキノシタ、スベリヒユ、ギシギシなど。

食べて美味しかったのは、ノビル。ネギのような味が薬味にも良いです。フキ、ヨモギも普通に食べられているだけあって、香りが良く、野生味のある味わいが美味しいです。フキの葉のおにぎりはまた食べたい味。野草の天ぷらにはヨモギは欠かせません。

ザッケンでは、今後も色々な植物が取り上げられることでしょう。植物好きとして、どんな植物にフォーカスが当たるのか、今後の展開が楽しみです。