高田馬場「サマルカンドテラス」訪問記|シルクロードの炊き込みご飯プロフと中央アジア料理を味わう

羊肉とにんじんがのったウズベキスタン料理プロフのアップ 食・料理レシピ

高田馬場に、シルクロードの食文化を体験できるウズベキスタン料理店があります。
「サマルカンドテラス」は、中央アジアの代表的な炊き込みご飯プロフをはじめ、羊肉料理やバクラヴァなど、日本ではまだ珍しい料理を味わえる店です。
ここにお誘いいただき訪問した時のことを記録します。

高田馬場で出会うウズベキスタン料理店サマルカンドテラス

店舗の場所とアクセス

高田馬場の雑居ビル外観とウズベキスタン料理店サマルカンドテラスの入る建物

JR高田馬場駅早稲田口からすぐのさかえ通り。そこを歩いて5分もしない場所にお店はあります。雑居ビルの3階にあり、目立つ看板もないので外からはお店の場所が少しわかりにくいです。

ハラール対応の中央アジア料理店

サマルカンドテラスのロゴとHALALマークが掲示された店舗看板

お店が入っているビルの入り口に掲示されたシンプルな看板。ハラール対応のマークが付いていました。


シルクロードの炊き込みご飯「プロフ(Plov)」

事前にウズベキスタン料理について調べたところ、全般的にスパイスは控えめ、羊肉が多く使われ、プロフが代表的な料理とのこと。また、このお店では独自のプロフ鍋で炊かれているとのことです。先ずは味わって食文化を体験したいと思いました。

ウズベキスタンの炊き込みご飯プロフのプレート料理
ウズベキスタンの国民食プロフ

羊肉とにんじんと油と米のハーモニー

見た目はにんじんの色味で鮮やか。羊肉もたっぷりとのっていました。一口目。脂っこい。それもかなり。プロフ鍋で炊くというお米は硬めに炊かれていて、パスタでいえばアルデンテ。歯応えを感じました。そのお米の一粒一粒に油がコーティングされていて油を感じます。調理法に違いがあるためか、炒飯の油やビリヤニの油の感じともまた違いました。

羊肉はとても柔らかく、にんじんと油がよく合っています。栄養学的にもにんじんと油は一緒に摂ったほうがよいというので、にんじんの栄養をしっかり摂れる料理だと感じました。ひよこ豆、うずらの卵の具も嬉しいです。

中央アジアに広がる米料理文化

プロフはウズベキスタンに限った料理ではなく、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタンといった中央アジア全域、そして旧ソ連圏だった影響で、ロシアでも食べられているとのことです。構成要素は、米、羊肉、ニンジンなどの野菜、ひよこ豆、クミン。しかし、お店で食べたプロフはクミンが控えめに感じました。元々そうなのか、日本人向けにカスタムされているのかはわかりません。クミンはもっと効いていたほうが好みです。

トマトときゅうりの中央アジア風サラダ

トマトときゅうり、紫玉ねぎのウズベキスタンサラダ

清涼感を感じるサラダ。きゅうり、トマト、レタス、玉ねぎとシンプルな内容です。


ラム肉料理(ケバブ)とサラダの組み合わせ

ラムの骨付き肉(ケバブ)とライス、サラダが盛り合わせられたウズベキスタン料理のワンプレート

骨付きラムのワンプレート

ランチにはプロフの他に、スープセット、麺料理のラグマン、そしてこのカザンケバブセットがありました。これはご一緒したhiyokoさんが注文。骨付きラムののったワンプレートランチ。一緒にサラダ、ライス、ソースがのっていました。シェアしていただきましたところ、肉がとても柔らかく美味。個人的にはプロフより食べやすく感じました。


ヨーグルトドリンク「アイラン」

プロフのプレートと伝統模様のカップに入ったヨーグルトドリンクのセット

飲み物も異国情緒があり、ウズベキスタンのヨーグルトドリンクの「アイラン」を頼みました。これが塩味でハーブの入ったヨーグルトドリンク。ラッシーの塩味といったところです。hiyokoさんのお話によると、ソルティーラッシーはインドでも飲まれているとのことでした。よくインド料理でビリヤニに添えられているライタに似た味わい。私は非常に好みでした。これ単体でも、また飲みたいです。

発酵乳の飲み物と乾燥地帯の食文化

乾燥地帯である中央アジアは遊牧民族文化で、乳製品が多く食べられています。そのため、保存食品として、乳製品を発酵加工したものが多く食べられていたようです。アイランもそのひとつ。ヨーグルトを乾燥させた「クルト」というものもあるそうです。脂っこい料理に酸味のとハーブの効いた塩味のヨーグルトはよく合います。消化にも良いのではないでしょうか。

甘さと油がにじむ食後のデザート

クルミとココナッツのバクラヴァの盛り合わせ

これまで気になっていたけれど、食べたことがなかったバクラヴァ。サクサクのパイ生地にたっぷりと染みた蜂蜜。噛むとジワーと強い甘さが滲みます。

バクラヴァに見える西アジアとの連続性

ピスタチオ入りの緑色のバクラヴァの盛り合わせ

ピスタチオのヴァクラヴァ。上品さと濃厚な甘さを兼ね備えた味。小さいけれど強さのある甘みは和菓子のようでもあり、抹茶とも合いそうです。

主食もカロリーを感じるものでしたが、デザートもまた軽くなく、甘さと油でカロリーを強く感じるものでした。寒暖差が激しく過酷な環境で、高カロリーな食事が好まれていたのでしょうか。麺料理やスープ料理も気になるところです。


東京で体験できるシルクロードの食文化

食後に提供されたコーヒー

日本における中央アジア料理の位置

日本では料理で世界旅行をできるように、各国の料理を食べることができます。しかし、その中でも中央アジアの料理はまだ数えるほどです。私自身、この地域の知識が少なく、料理を通じて文化に触れることができました。食というのは、全人類の関心事項でもあります。その食を通じて、他地域の文化を知ることができることの良さを改めて感じました。

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