冬でも美しい植物に囲まれて過ごせる屋内スポットとして注目されている、東京都稲城市・よみうりランドの「HANA・BIYORI」。中でも、日本初の“植物温室内スターバックス”は、温室の光と緑に包まれながら一息つける特別な空間でした。展示の雰囲気や混雑具合、館内の快適さ、アクセスまで、実際に訪れて感じた印象を正直にレポートします。
HANA・BIYORIとは|冬におすすめの理由
冬でも暖かい大型温室

HANA・BIYORIは、2020年にオープンしたよみうりランドに併設された植物テーマパークで、ガーデンエリア・聖なる森・温室の3つで構成されています。冬の時期に特に魅力的なのが、大型温室「HANA・BIYORI館」。広々とした空間に、ベゴニアをはじめとする色彩豊かな植物がハンギングで配置されており、緑と花に包まれた中でカフェを楽しむことができます。外の寒さを忘れるほど暖かく、観賞だけでなく腰を落ち着けて過ごしたくなる居心地の良さが印象的でした。
屋内+屋外の動線が短く回りやすい
園内は、屋内と屋外の移動が最小限で済むつくりになっているため、冬の冷え込みが気になる日でも無理なく回れます。外気にさらされる時間が短い分、温室の滞在を中心にゆっくり巡れる点が好印象でした。寒い季節だからこそ、植物の鮮やかさと空間の快適さが際立つスポットといえます。
ベビーカー・車椅子での動線

HANA・BIYORIは園内の段差が少なく、動線が分かりやすいため、ベビーカーや車椅子でも回りやすい構造でした。温室内は通路幅が広く、混雑時でもすれ違いがしやすい印象です。外のガーデンエリアも舗装された道が中心で、急な坂がほとんどないため、高齢の方でも負担少なく散策できます。
また、ベビーカーと車椅子の有料貸し出し(500円)があり、ベビールームや車椅子対応トイレも整備されています。全体としてバリアフリーに配慮された施設だと感じました。
館内の気温と服装アドバイス

冬のHANA・BIYORI館は暖かく、室内に入ると上着が不要なほど快適でした。外との気温差が大きいため、脱ぎ着しやすい服装がおすすめです。長く滞在すると少し汗ばむこともあり、薄手のインナーに軽いアウターを組み合わせると動きやすく、屋外・温室どちらでも調整しやすいと感じました。
植物温室内のスターバックスの魅力

大温室の植物を眺めながら過ごす特別な時間

HANA・BIYORIの大きな特徴は、日本初となる「植物温室内のスターバックス」。温室全体の光が柔らかく差し込み、ベゴニアや観葉植物・大型水槽の近くでコーヒーを飲める空間は、スタバというより“温室の中のラウンジ”に近い雰囲気です。
観葉植物の葉影がテーブルに落ち、外の寒さとは対照的に、明るく穏やかな時間が流れます。植物に囲まれて過ごすだけでリラックス度が高く、通常店舗とは一味違う体験ができました。
座席による見え方の違い(温室側/窓際/テラス席)
座席によって視界や雰囲気が大きく異なり、どこに座るかで体験が変わる点も魅力でした。
・温室側の席

カフェ内のハンギングを間近に眺められ、大型のアクアリウムも視界に入ります。温室らしさをしっかり味わえる席でした。

・中央の席


中央は広々としてバリアフリーのため、親子連れの方が多く楽しんでいました。
窓際の席

外光がしっかり入り、明るく開放的。ガラス越しに見える中庭の花壇が美しく、温室内の植物も視界に入ります。落ち着いて植物を堪能したい人に最適です。
・テラス席(温室隣接)

冬はややひんやりしますが、屋外と温室の境界を感じられる席。光量が多く、写真撮影に向いています。午前中は光がやわらかく、植物と飲み物を組み合わせた写真が撮りやすい印象でした。混雑を避けたい場合は、開園直後の利用がもっとも落ち着いています。
メニューの注意点

接客してくださった店員さんは気さくで親切で、とても感じの良い方でした。今回は気になっていた「トリュフスープチーノ」と「メキシカンサラダラップ」をオーダー。実は温かいフードも試したかったのですが、こちらの店舗には加温設備がなく、提供されるフードは冷製のものに限られるとのことでした。温室で過ごす前提だと、飲み物は温かいもの、フードは軽めの冷製メニューという組み合わせになります。
HANA・BIYORIの見どころ|季節の植物と冬の展示
HANA・BIYORI館:ベゴニア・フクシアのフラワーシャンデリア

温室の天井には、ベゴニアを中心に構成された大きなフラワーシャンデリアが吊り下がり、冬でも色彩豊かな景観を楽しめます。花びらの陰影がライトに映え、近づくほど立体的な美しさが感じられました。


HANA・BIYORI館:花とデジタルのアートショー

ちょうど行った際に、「花とデジタルのアートショー」が行われていました。植物と映像が融合したHANA・BIYORI独自の演出で、温室全体が幻想的な光に包まれていました。足を止めて楽しんでいる人の姿も見られ、屋内で楽しめるため、寒い季節の観光に向いていました。
HANA・BIYORI館:シンボルツリー

温室の中央に立つ大きなシンボルツリーは、通称「パラボラッチョ(酔っ払いの木)」として知られるトックリキワタ。大阪の「咲くやこの花館」でも有名な樹種ですが、HANA・BIYORIの温室内でもしっかり存在感を放っていました。丸みのある幹のフォルムが特徴的で、周囲の植物との対比が美しい樹でした。
HANA・BIYORI館:クリスマス展示

訪れた時期はクリスマス展示が行われており、花とオーナメントが組み合わさった装飾が温室の雰囲気とよく合っていました。植物が主役の空間に控えめに溶け込むホリデームードが心地よい印象でした。

HANA・BIYORI館:香りでお出迎え

館内に入った瞬間、ふっと柑橘系の香りが漂い、温室の明るい雰囲気とよく調和していました。店内の掲示によると、月ごとにフレグランスを変えているとのこと。季節に合わせた香りで迎えられる演出が、訪れたときの印象をより鮮やかにしてくれます。
中庭の花壇

温室の外に広がる中庭の花壇は、丁寧に管理されており、冬でも彩りを見せていました。中庭にはテラス席があり、暖かい日にはここでカフェを楽しむのもいいかもしれません。

PIET OUDOLF GARDEN TOKYO

ガーデンエリアには、世界的ガーデンデザイナーであるピート・アウドルフが手がけた庭園が広がっています。訪れた際は晩秋の紅葉が残っており、冬の庭らしい落ち着いた色合いが印象的でした。季節の移ろいを観察したい方には見逃せないエリアです。
聖なる森

園内奥の「聖なる森」は、温室とは対照的に静寂が漂う素朴な森のエリアです。正門をくぐると聖池が広がり、その先には釈迦如来殿や多宝塔などの寺院建築が続きます。スリランカの彫刻家ソーマ・パーラらが制作した八祖師像も配置されており、文化的な見どころの多い空間でした。空気が澄み、適度なアップダウンのある散策路は、気分転換にちょうどよい距離感です。



アクセス・料金・混雑状況
京王よみうりランド駅→送迎バス

最寄りの京王よみうりランド駅からは、HANA・BIYORI行きの無料送迎バスが運行しています。駅前のバスロータリーから乗車でき、乗車時間は10分弱ほど。園の入口前まで直接アクセスできるため、冬場でも移動が負担になりません。バスの本数は10分間隔で運行し、待ち時間は短めでした。
入園料+スタバ利用の目安

HANA・BIYORIの入園料は800円。オンラインでは600円です。スターバックスの飲料と軽食を合わせると1,000〜1,500円ほどが目安になります。温室内でゆっくり過ごす前提で考えると、「入園料+カフェ利用」で2,000円前後の想定でした。温室の滞在時間が長くなるため、カフェ込みでの訪問が一番満足度が高い印象です。
混雑状況
平日は午前、午後ともに座席に余裕がありました。
営業時間・休園日

HANA・BIYORIの営業時間は季節やイベントにより変動します。訪問時(2025年11月)はイルミネーション開催もあり、10:00〜20:30でした。休園日は不定期のようですので、最新情報は公式サイトのカレンダーをご確認ください。
周辺のスポット
花景の湯
HANA・BIYORIに隣接する温浴施設。庭園露天風呂が特徴で、花を眺めながら入浴できます。訪問の前後に寄る方が多く、冬は特に温泉との相性が良いスポット。HANA・BIYORIとセットで「半日〜1日コース」にしやすい点も魅力です。
よみうりランド
ジェットコースターやアトラクションが揃う遊園地で、季節のイルミネーションも有名です。HANA・BIYORIから徒歩圏内で移動でき、時間に余裕があれば組み合わせて回るのも良い構成でした。家族連れやカップルで訪れる場合は、昼は温室、夕方はイルミネーションといった楽しみ方もできます。
まとめ

HANA・BIYORIは、冬でも暖かく過ごせる貴重な温室カフェスポットです。特に植物温室スターバックスは唯一無二の体験で、植物観賞・カフェ時間・屋外散策をあわせて楽しめます。冬の休日にゆっくり過ごしたい方や、花や緑に癒されたい方には非常におすすめできる場所でした。



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