【食虫植物】マリアウベイスン探訪記⑨展望台

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スタディーセンター泊。朝食前、早朝のまだ夜があけきらない時間に再び出発です。分乗し、オブザベーションタワーへと向かいます。高いところから夜明けのマリアウベイスンの森を眺めるために。

オブザベーションタワーへは階段であがりました

上空から見る、霧に包まれたマリアウベイスンの森は神秘的で、森の中にいた時とまた違う印象を見せるのでした。

空が白み、夜があけてくる。左に停まっている2台の車に乗ってきた
アブラヤシを運搬する林道がよく見える。このアブラヤシ開発が森林破壊の一因にもなっている
すっかり明けた模様
この山を越えて中に入ったのかと思うと感慨深い。この先にはヴィーチの森があるのが夢のよう
車の荷台に乗って夜間野生動物観察をし、ここまで来た。簡易的な木の椅子がついている

スタディーセンターへと帰る途中でフンから生えるキノコを発見しました。

ゾウのフンだろうか。フンからキノコが生えている

さよならマリアウベイスン。ヴィーチの森

朝食のビュッフェを食べて、スーツケースを持ち、ワゴン車に分乗しました。前泊の時に、お土産物屋でマリアウベイスンのポストカードとヒルソックスを購入していたので、帰り際では特に買うものもなく。

これでスタディセンターともお別れ。マリアウベイスン保護区域ともお別れです。名残惜しい気持ちで、変わらずにうろつくイノシシの見納めをしました。さよなら、イノシシ。

ちなみに大人しそうに見えるイノシシですが、実際には迫力があります。メンバーの一人が不幸にもイノシシの近くに帽子を落としてしまい、降りて取って走る姿を上から見て、非常に緊張しました。

スタディーセンターで売っていたポストカード
同じくスタディーセンターで売っていたヒルソックス。しかしヒルにやられた

マリアウベイスン→クロッカーレンジパーク

9時頃出発し、車でケニンガウヘ。お昼頃にはクロッカーレンジパークに到着しました。クロッカーレンジはサバ州最大の保護区。クロッカーレンジパークは保護区の中心に位置します。

食堂の外の景色。煙が上がっているのは焼畑?
料理はビュッフェ。薄味で相当さっぱりした味。デザートのパパイヤが美味しい

中の食堂で昼食です。見晴らしの良い場所でした。

クロッカーネイチャーセンター&インセクタリウム

クロッカーネイチャーセンター

保護区内にはラフレシアエリアがあり、ラフレシアを見る予定だったのが、見頃の株がないとのことで中止。(見たかった!)

代わりにクロッカーネイチャーセンターとインセクタリウムを見学することに。

ネイチャーセンターは区内の動植物の剥製や標本、先住民族の伝統的な農具や工芸品が展示されていました。

ヴィロサの捕虫袋も展示されていた

こじんまりとしていてすぐに見終わってしまい、次のインセクタリウムへ。

珍しい冬虫夏草を発見

タンブナン・セブンロッジ泊

見学後にクロッカーレンジを出発し、再び車で移動。タンブナンに向かいます。途中ラマダンマーケットを見学しました。先生が屋台でちまきを購入。

その後、ホテル セブンロッジに到着しました。

OYO 90037 The 7 Lodge Tambunan · Jalan Laab, Jalan Mogong Kampung Mogong, 89657 Tambunan, Sabah, マレーシア
★★★★☆·ホテル
セブンロッジの入り口
セブンロッジ内の敷地は広い
客室のある建物はロッジというかモーテルのような造り
客室の前。くつろげる椅子も置いてあり、出発前の準備に便利だった
スタディーセンターに比べて部屋とベッドは小さい。が、快適
トイレ。左手にガラスの仕切りがあり、シャワー室になっていた。トイレットペーパーがあるのは嬉しい

この日はここに泊まります。

簡素で機能的で居心地のいいホテルでした。シャワー室のシャワーからは熱いとまではいかずとも生温かいお湯が出てホッとしました。(他のメンバーに聞くとお湯が出なかったところも)

スパイスが効いていて好みの味。こごみに似たpakupakis(パクパキス)に感激

開放感のある広い食堂で夕食になりました。ここでもビュッフェスタイル。食事したお店の中で最もスパイシーな味付けで美味しく、疲れているにもかかわらず食欲が刺激されて、大いに食べました。特にお気に入りは山菜のこごみに似たシダのパクパキス。味もこごみに似て癖がなく、噛むと少し粘り気があり、美味しいです。エビペーストで味付けされていました。

パクパキスは以前クチンを訪れた時にも食べていて気になっていました。ここでまた食べることができて嬉しいです。

夕食はいつしか酒宴に。安間先生は酒豪で、同じくお酒が好きなミスターロングカメラことWさんが一緒に杯を傾けます。「学生時代は山岳会で先輩の酒を断ったら大変なことでした。ましてや先生からいただくお酒を残すなんて」と、残すどころか、飲み尽くす勢いでした。

私は先に寝ていましたが、マリアウベイスン登山前のスタディーセンターでも酒宴が開かれていたようです。

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