公式ウェブサイトのタイトルが「いちばん美しいところ栂池自然園」。紅葉名所ランキングでも上位にランクインする人気の栂池自然園。夏の時期にしか行ったことがなかったので、10月の紅葉シーズンに、栂池自然園の紅葉を見に行ってきました。公式にいちばん美しいところと謳われる栂池自然園が、どれほどまでに美しいのか、実際に行ってみてきた体験をレポートします。
訪問日と紅葉の見頃の目安
栂池自然園の紅葉の見頃は例年、9月下旬から10月上旬と書かれているものが多いです。
紅葉の時期は雨が降る日も多く、美しい紅葉の景色を見るには、
- 天気が良い(できれば快晴)
- 休みの日
という2つの条件をクリアしなければなりません。簡単そうでなかなか揃わない条件です。
紅葉は前後することも多く、最盛期はその年にならないとわかりません。XやInstagramやヤマレコなどのSNSでアップしている人の写真を元に行くあたりの日を決めました。天候に左右されるので、直前まで予約はできません。
そんなわけで慎重に吟味した結果2025年の10月3日に決定。前日の10月2日の深夜からバスタ新宿発の高速バスで向かいました。
白馬へのアクセス(バスタ新宿→栂池高原)

前回訪問時には長野駅まで新幹線を使い、長野駅→栂池高原駅までハイウェイバスで行きました。今回は深夜高速バスで新宿から一気に栂池高原駅まで。
バスタ新宿発23:05→白馬八方バスターミナル5:44→栂池高原6:04に着きます。長野に前乗りして、長野駅始発の高速バスで行くよりも早く到着できるのが魅力です。この時間につけば、ロープウェイの始発にも十分間に合います。
深夜高速バスは安い

バスタ新宿→栂池高原まで5,200円+深夜料金2,000円=7,200円
東京駅→長野駅(新幹線)7,810円 長野駅→栂池高原(アルピコ交通バス)3,200円
ざっくりしていますが3,810円ほど安くなります。しかも早い時間から行動できる。
予約はハイウェイバスドットコムから取りました。
深夜のバスタ新宿。上高地行きは混んでいますが、白馬行きはさほどではありません。
早朝到着…しかし
4列のバスで乗り心地は問題なし。眠りながら到着を待っていたところ、目を覚ました時に「長時間のご乗車お疲れ様でした」というアナウンスが聞こえ、ほぼ全員がバスを下車。終点だと思って降りました。もう既に空は明るくなり、目に映るのは白馬の山。

寝ぼけていた頭も次第にはっきりし、綺麗な空気に久しぶりに見る景色。と思ったら、間違えて白馬八方バスターミナルで降りていました。あまりのショックにしばらく呆然とし、いっそのことこのまま八方池まで登ろうかと思いましたが、栂池自然園にハイキング弁当を予約し、ロープウェイチケットを購入していたことを思い出しました。
急遽タクシー手配
電話でタクシーを手配し、栂池高原までタクシー移動する羽目に。その料金は3,000円ほど。安くて早く着けると喜んでいたのも束の間、結果プラマイゼロに。深夜高速バスで寝ぼけているとこんなこともあるという教訓を得ました。3,000円で済んだのが不幸中の幸いです。

タクシーで移動中に運転手さんと会話。窓から綺麗な紅葉が見えたので、
「綺麗に色づいていますね!」とテンションを上げると
「ナラ枯れなんですよ。夏からああなんです」とのこと。
教えてもらって良かったです。
栂池ゴンドラリフト「イヴ」&ロープウェイ

栂池高原山麓駅に到着したのは6:07。元々の到着時刻あたりに着きました。ゴンドラ始発の時間まで時間を潰します。この時寒いので、ダウンジャケットを着ていました。

運行時刻は期間により、7:00、7:30、8:00と変わりますのでご注意を。この日は8:00でした。平日なのに30分前あたりから行列ができ、人気のほどが伺えます。平日でこれですから、土日はものすごく混雑すると思われます。

ゴンドラ&ロープウェイを安く買う方法と注意点
栂池ゴンドラリフトとロープウェイのチケットは栂池自然園の入場料込みで4,000円です。
それが、アソビュー!の電子チケットで500円引きの3,500円で購入できます。少しでも安く購入したいものです。電子チケットで楽なのですが、そのまま乗り場に行ってもチェックインはできず、一度入り口のチケットカウンターに行く必要があります。行列に並んでからそのまま入れないことを知り、チケットカウンターに戻っている方もいましたのでお気をつけください。

ハイキング弁当購入(要予約)
今回私はウェブサイトで見たハイキング弁当を食べたくて、ヴィレッジつがいけに事前予約していました。ヴィレッジつがいけ2階売店の開店時間(8:00〜)に受け取ることができます。支払いはその場で決済でした。
乗り継ぎ

園内へはゴンドラとロープウェイを乗り継いで行きます。

約20分ほどの乗車の後、栂の森を通って、つがいけロープウェイ駅まで歩いて行き乗り換えます。


ロープウェイは最大71人乗り。スペースに余裕があります。一定の時間間隔によって発車している模様。ロープウェイを下車し、さらに舗装路を通って自然園へと歩きます。



早くも紅葉を見ることができました。



栂池ヒュッテ・栂池山荘
栂池山荘、栂池ヒュッテの前を通り過ぎ、入り口のビジターセンターへ。この時間、栂池山荘、栂池ヒュッテは営業していて朝食を購入して食べている方もいました。




紅葉の色づきレポート

栂池自然園に入るともう既に美しいです。

10月3日は紅葉の始めというところ。絵画的な色彩で美しいです。

入り口付近には栂池ヒュッテ記念館があり、赤い屋根の木造の小屋がなんとも愛らしい雰囲気です。
みずばしょう湿原〜楠川〜モウセン池〜展望湿原
入り口からみずばしょう湿原〜わたすげ湿原〜浮島湿原〜モウセン池〜展望湿原と回りました。


木道に沿って湿原の中を歩きました。

チングルマの紅葉も美しいです。



わたすげ湿原へ向かう途中の景色を気に入りました。




絶景スポット

開けたところに出て、白馬三山が見えました。




山の中がこんなにカラフルだったなんて!
お昼のハイキング弁当
この美しい景色の中、つがいけビレッジで予約したハイキング弁当を食べることにしました。


外で食べるご飯は美味しいです。その上空気も美味しく、景色も良いところで食べるお弁当が美味しくないわけがありません。中身は、つがいけロープウェイの公式ページによれば「おにぎり2種(しお・しそ)、山賊焼き、小谷漬け、卵焼き、旨塩キャベツ、トマト、胡瓜のナムル、かまぼこ※アレルゲン:大豆、小麦、卵」とのこと。山賊焼きの塩気がたまりません。
紅葉の見どころ








SnowNaviの取材を受ける
途中の休憩スポットで地元の方に話しかけられて雑談をしていると、そこにその方の知り合いのSnowNaviの編集者の方が現れて、取材を受けました。そんなこともあるんですね。地元の方に紅葉が綺麗なルートを教わって、展望湿原へ。

標高2010mの展望湿原
奥の展望湿原に近づくにつれ、紅葉の深まりを感じました。展望湿原へは若干傾斜がありますが、木の階段が多いので歩きやすいです。




残念ながら稜線に雲がかかってしまいましたが、見られて嬉しいです。




途中で出会った秋の花・きのこ
紅葉の時期ではありますが、秋の花やきのこを見ることができました。




















服装・持ち物・混雑・注意点
おすすめのレイヤー
服装は速乾の登山ズボン・長袖Tシャツ・フリースのレイヤーで、インナーダウン・レインウェアを持っていました。10月頭でも、麓で待機している時はインナーダウンを着なければ寒く、ゴンドラで上まで上がって、歩き始めたらフリースで十分でした。展望湿原に着く頃には汗ばむほど。
体感気温の差が激しいので、脱ぎ着しやすいレイヤーがおすすめです。
愛用しています↓












持ち物
熊の出没情報や事件が多い昨今。熊鈴をつけている人が多かったです。随所に熊鈴を鳴らすスポットもありました。また、麓のつがいけビレッジ売店でも熊鈴が売っていました。
混雑
紅葉の時期はやはり混んでいます。ゴンドラ・ロープウェイで行列ができていました。また、帰りのロープウェイも混雑していました。すれ違いの時に木道から滑り落ちるなどの事故が起きるそうですのでお気をつけください。
食事場所
私は今回昼食をハイキング弁当にしましたが、栂池ヒュッテ、栂池自然園でも昼食を取ることができます。ハイキング後のおやつにさるなしソフトを食べました。さるなしを使っているのが珍しく、自然な甘酸っぱさが美味しいです。




注意点
木道は尾瀬などに比べれば滑りにくく、アップダウンもそれほど激しくなく、栂池自然園内を歩く分にはそれほど運動強度が高くありません。それでも、途中リタイアしている高齢の方を複数箇所で見かけましたので、運動強度は高くないけれど、ないわけではないといったところでしょうか。
まとめ
10月頭でも素晴らしい秋の景色を見ることができました。印象としては翌週くらいがピークかなとも思いましたが、天候との兼ね合いもあるので、本当のピークに合わせるのは難しいところです。ぜひ季節を変えてまた再訪したいと思います。
この時は翌日に八方に行く予定で宿を取っていたのですが、翌日は雨で撤退することになりました。天気だけはどうにもなりません。







コメント