栃木県栃木市岩舟町にある植物園「とちぎ花センター」に、土パフェなるメニューがあると聞き、食べに行きました。
土パフェは植物園併設のカフェ「はなカフェ」で提供され、開催中のつち展を記念した限定10食の特別メニューでした。
土パフェは2種類
土パフェは鹿沼土、赤玉土の2種類ありよく使う鹿沼土の方を選びました。
ミント1本を丸ごと使った豪快な盛り付け。新鮮なミントです。
ミントが植わっているイメージの盛り付けで、スコップですくって食べます。
鹿沼土そっくりの菓子がゴロゴロと入っていました。外見だけではなく、食感も鹿沼土を思わせる空気を含んだ軽い口当たりで、噛むとホロホロと崩れます。きな粉味でした。
土の部分はココアパウダー、間にはソフトクリームの層があり、底の方にはグラノーラが敷かれていました。
スコップですくうと、植木鉢を掘り返しているようで楽しいです。
鹿沼土、赤玉土そっくりなお菓子
土パフェに使われているのが鹿沼土、赤玉土にそっくりなお菓子「栃木県鹿沼市産 上質鹿沼土みたいな食べられるお菓子」「高級赤玉土みたいな食べられるお菓子」という商品名で市販されています。
このお菓子は、園芸用土製造業者の設楽光江さんが考案し、刀川貴美子さんらとともに、菓子製造業者の協力を得て、鹿沼市のPRのために開発した商品だそうです。第一弾からリニューアルされて第二弾目です。
園芸用土製造業者が監修という驚きのお菓子でした。パッケージも園芸用土のパッケージにそっくりで、うっかり間違えて買ってしまう人もいるかもしれません。
鹿沼土がきな粉味、赤玉土が黒糖味です。
(参考記事)下野新聞SOONニュース「食べられる鹿沼土? 5年越し、2人でプロデュース そっくりすぎて…注意書きも」
鹿沼土、赤玉土とは?
鹿沼土は栃木県鹿沼地方から算出される軽石で、有機物を含まず、通気性、保水性に優れた酸性用土です。園芸に広く使われ、酸性土壌を好むさつきの栽培、食虫植物の栽培にも使われています。他の土に混ぜて使ったり、単体でも使います。
赤玉土は関東ローム層から算出される赤土を乾燥させ粒状にしたもので、通気性、保肥性、保水性に優れた弱酸性の土です。園芸一般に広く使われています。
つち展
このメニューはつち展を記念したもので、つち展も見てきました。さまざまな種類の土が展示され、実際に触れるコーナーもあり、土のことを学ぶことができます。私は園芸を始める前、土の種類がこれほどあることを知りませんでした。
とちぎ花センター施設情報
住所 〒329-4308 栃木県栃木市岩舟町下津原1612
TEL 0282-55-5775
アクセス 東北自動車道 佐野・藤岡インターから小山方面に3.5km、車で5分
JR両毛線岩舟駅から約4.2km
東武日光線静和駅から約6.2km
JR栃木駅南口からふれあいバス岩舟線(東回り)で約30分「とちぎ花センター前」下車
開園時間 3月〜10月 9:00〜17:00
11月〜2月 9:00〜16:30
入園料 無料 とちはなちゃんドーム入館料:大人410円 小・中学生200円
休園日 月曜日 月曜日が休日・祝日の場合は翌日、年末年始、メンテナンス休園(8月・2月)