【昆虫食】おいしい虫まずい虫ランキング

食べる

これまで昆虫食のイベントやトークショーなどに参加し、昆虫の味の感想をご質問いただくことがあり、個人的にお話しする機会が多かったのですが、文章に残していなかったので、私個人の正直な昆虫食の味レビューをしていきます。

おいしい虫ベスト5

1位 カミキリムシの幼虫

虫には共通した虫臭さとしか形容できないクセがあります。

その点、カミキリムシの幼虫は特有の臭み、クセが少なく、味も甘みとコクがあり、白子に似ています。

昆虫食のオーソリティ内山昭一さんとの共著『人生が変わる!特選昆虫料理50』(山と溪谷社)の制作時には、照り焼き、軍艦にしたところ、どちらも抜群に美味しかったです。

薄皮のプチッと弾ける歯応えがあり、口の中にとろりと旨味が広がります。

2位 セミの幼虫

セミの幼虫を初めて食べたのは、2010年。内山昭一さん、ムシモアゼルギリコさんとの3人のトークイベント「奇食の宴〜虫食への視線〜」でした。

「奇食の宴〜虫食への視線〜」の記事はこちらです。

そこで初めてセミの燻製なるものを食べ、川海老のような歯応え、クルミのようなコクに驚きました。

その後、セミ会という昆虫料理研究会の、参加者全員でセミを採って食べるイベントに参加し、多くの方とセミの幼虫と成虫を捕まえるところから始め、料理、試食する経験をしました。

これもまた狩猟の楽しみもあり、楽しいイベントでした。

その年から自分でセミの幼虫を捕まえるようになったくらいです。

その後、ムシモアゼルギリコさんと「蝉バー」というイベントを行いました。

成虫を捕まえるのは簡単ですが、幼虫は時間帯と出てくるポイントを確保する必要があり、慣れないうちは上手く捕まえることができませんでした。

セミは多くの国や地域で食べられているだけあり、癖も少なく、おいしいです。

しかし、羽化しそうなセミの幼虫を捕まえるのは多少胸が痛みます。

しかも、セミの羽化は圧倒されるほど美しいです。

ただし、殺生に胸が痛むのはセミだけではありませんし、命をありがたくいただきたいです。

成虫はパリパリと歯応えは良いのですが、幼虫に比べると身がないため、コクがなく、おいしいかと言われると幼虫の方がおいしいです。

2位 蜂の子

セミと同率2位が蜂の子です。

蜂の子は日本でも山間部でよく食べられ、伝統料理、郷土料理になっているくらいですから、やはりおいしいです。クロスズメバチをヘボなんて言いますね。

私の蜂の子との出会いは小学生の時。

同級生のお弁当に蜂の子が入っていたのをもらったのが最初でした。その時は何かわからずに、一口食べてクセのないチーズのようと思いました。何かと聞いたところ、同級生の女の子から蜂の子と教えてもらったのです。

この時のエピソードはnoteにも書いていますのでぜひご覧ください。

蜂の子は、オオスズメバチ、クロスズメバチ、コガタスズメバチ、キイロスズメバチ、モンスズメバチを食べました。中でも、クロスズメバチ、キイロスズメバチの前蛹が美味しかったように思います。

味は、チーズか卵のようなタンパク質の旨味がぎゅっと凝縮した味。

豆の薄皮のような、ほんのり抵抗のある歯応えもありました。

オオスズメバチは、クロスズメバチ、キイロスズメバチに比べると大味でした。

食べ方は炒って美味しく、茹でておいしいです。もちろん蜂の子ご飯も美味しかったです。

4位 サクラケムシ

見た目はあまり一般受けしないと思いますが、食べるとほんのり桜の香りと味がして、クセがなくおいしいサクラケムシ。

砂糖漬けにしても美味しいですし、桜おこわにしても美味しかったです。

カミキリムシの幼虫のように、豆の皮のようなやや歯に抵抗を感じる歯応えがあります。

5位 タガメ

オスのタガメはラフランスのような芳香がします。この芳香が良いですね。

前述の内山昭一さんとの共著の昆虫料理本を制作した時には、昆虫料理研究会のレシピでタガメケーキを作りました。

タガメの香りをケーキに閉じ込める、とっても豊かな発想で素敵なレシピだなぁと思いました。

その後、TAKEOさんがタガメソーダを商品化され、人気ですね。

ところで、タガメについては思い出があり、中学生か高校生の頃に、父親が輸出入の仕事をしていて、取引先の方からお土産にタガメのナンプラー漬けをもらったことがありました。その当時はタガメだと思わず、黒い甲虫が大きな容器いっぱいに入っているのを見てびっくりしたのを覚えています。

まずい虫ワースト3

美味しかった虫についてランキングでご紹介しましたが、食べて不味かった虫についてもふれたいと思います。

1位 ムカデ

これまでに食べた虫の中で一番まずい虫です。

歯応えはサソリに似て硬い歯応えで、見た目の通りなのですが、問題は味です。

イソジンの香りがして、食べるとその独特の臭気が胃からのぼってきて鼻につきます。

この匂いが私は本当にダメで、二度と食べたくありません。

2位 マダガスカルゴキブリ

ムカデほどではありませんが、特有の虫臭さが強く、苦手です。

気にならない人は気にならないかもしれません。

好みが分かれる味です。

そのクセは喩えていうなら酒粕に似ています。

カイコもそのクセがあり、好き嫌いが分かれる味だと思います。

3位 カイコ

まずいと言ってしまうのには語弊があるのですが、やはりクセが強いです。

成虫と卵はまだ食べやすいのですが、幼虫と蛹のクセが強めですね。

慣れるとこのクセが良くなるのですが、一定時間を置くと、またこのクセが辛くなります。

クセの強い食材と言えましょう。

味つけを濃くするのがいいですね。

カイコのフン茶で茶飯にし、カイコの幼虫、成虫、蛹を一緒盛りにしたカイコの一生丼は、昆虫料理研究会で発表した自信作です。カイコの卵はプチプチとした歯応えがあり、トンブリのようでおいしいです。

まとめと追記

昆虫食おいしい虫まずい虫ランキングは以上です。

食べ物の好みですから、個人差が大きいと思いますが、昆虫食をはじめてみたい方の参考になれば嬉しいです。

それにしても、いろいろな珍しい食材にチャレンジしたり、経験をさせていただいたり、振り返れば、楽しい食の冒険でした。

今後食べてみたい虫は採りたての竹虫です。

竹虫は揚げたものが流通していますが、ぜひ現地で新鮮なものを採集、その場で調理して食べてみたいです。あとは、タイの虫屋台に行ってみたいです。

※この記事は2020年4月15日にアメブロに書いた記事を転載しています。(編集・追記あり)

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